【気になる健康:塩①】塩ってどうなの?
みなさん、こんにちは!
前回のこのブログから、
kk-3824.hatenablog.com
健康について考えていきます!
医食同源と言う言葉ある通り、
食で治せない、病気はない。
これを基本的な考え方に位置付け、話を展開していきます。
(もちろん、運動・睡眠も重要ですが、ここではひとまず置いておいて)
で、食を語る上でまず、基本のき、
「塩」について考察します。
今って、何かと「減塩」、「減塩」って言ってるけど、
本当に正しいのでしょうか。
塩分を取りすぎは「高血圧の原因」、これがもっぱらの意見ですね。
では、視点を変えましょう。
例えば、江戸時代には「塩抜き」という刑罰がありました。
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塩抜きをすると、気力が減退でしてやる気がおきず「無気力状態」となり、死刑と同等のレベルの効果をもたらした、と言われています。
さて、ではなぜ減塩が推奨されているかというと、
海外にて、塩に関する研究がされており、そこで「塩」と「高血圧」が関連付けられたのですが、どうもそのお医者さんは製薬会社と関係があり、、、、
偏った結論を出した、と思われる節があります。
(このご時世と似てるような、いつの時代もそうなのか)
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一説には、戦前まで日本人は「塩」をたくさん取っていたと言われています。この塩が活力の源であると把握したGHQは、塩の制限するために、あれやこれやの政策を押し付け、塩の摂取量を減らした、とも言われています。
さて、塩を減らすことは、江戸時代刑罰でした。
では、なぜ現在は刑罰にも等しいことを、一般に行っているのか、不思議ですねw
この原因は複数ありますが、その1要因として、
「塩の精製方法が当時と変わったから」
これが大きいと思います。
例えば、江戸時代(昔ながら)の塩の作り方は、
純粋に「海水」から塩を作る(当たり前ですねw)やり方で、
海水を撒くのか、海水を引き入れるのかして、塩分濃度の高い海水(かん水)を作り、煮詰めて塩を作る方法でした。
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この方法は非常に良いのですが、海水に含まれるニガリ成分(成分は、塩化マグネシウムが中心で、ほかにナトリウム、カリウムを含む。)や重金属の不純物などが一緒に塩に含まれてしまうため、取りすぎは注意すべきことだったようです。
特にニガリは、豆乳を固めて豆腐を作るときに利用しますが、このようにタンパク質を固める作用があるため、ニガリ成分ばかりを取っていると、タンパク質で構成されている重要な臓器等が硬化し、矮小して機能不全に陥る例が多くあったようです。
そのため、古くから塩はそのまま使うのではなく、タンパク質成分と混ぜて、発酵して、日々の調味料として利用してきました。
(そうすることで、ニガリの効果を薄めていたと考えられます。)
普通に考えて、海水の水を飲め、と言われて、コップ1杯飲みのもやっとでしょう、てか、無理です。
それが正しいのです。海水は飲めません、にがりも飲めない、飲まなくて良いです。
戦後になり、革新的な精製技術により新たな塩が生まれました。
それが、「イオン膜塩」
これはイオン膜を利用することにより、海水中に含まれる「塩化ナトリウム」を効率よく抽出し、にがり成分や重金属が含まれない、現在の食塩(精製塩)となりました。
今の食塩の成分表
文科省の「食品データベース」より
fooddb.mext.go.jp
食塩の成分表を見るに、
ナトリウム39000mgの他、カリウム、カルシウムなど含まれますが、ナトリウム:その他の無機質は、およそ「1:0.0036」です。
そんなに、ナトリウムばっかり取っていて、良いのでしょうか。
良いはずないですよねw
大大大前提として、人間を含む自然界は全て「バランス」の上で成り立っています。
人間も然り、有名な話で人間の血中のナトリウムやカリウム、糖などは、ある一定に保たれるようになっています。
一方が高くても、低くてもだめ。
例えば(以下のブログより、引用)
「人間の体調は、普通人の場合は、塩気を取りすぎたと感じたら、リンゴを食べてカリウムを摂取する。そうすれば、リンゴのカリウムが細胞内にナトリウムを追い出す。
なぜなら、細胞の自然の状態は常に細胞内部でカリウムがナトリウムより多く、細胞外部でその逆にナトリウムがカリウムより多くなるように維持しているからである。」
そう、食塩(精製塩)を普通に取っているだけでもナトリウム過多になり、血中のイオンバランスが崩れて、色々な病気を引き起こしかねないのです。
ここまでを整理すると、
「食塩(精製塩)は全体のバランスが崩れているのでよくないが、海水から作った昔ながらの塩にも「にがり」の問題がある」
では、次回以降で塩とにがりのバランスを考慮しつつ、
結局、どんな塩がよいのか、考えていきたいと思います。
彌榮!